2011年8月17日水曜日

6−7除染活動その後 -7-庭の土

今回の最後に、庭の土をやってみました。方法はスコップで数センチ堀り、ひっくり返すというものです。
またこれに関しては3分間totalのcpmで測定してみました。どうもこの機械、ぶれが激しいので。。因みに変換法良く分かってないので、誰か連絡頂けると嬉しいです。


まず掘り返していない庭の土


これが掘り返した後


予想通り掘り返した辺りで息子が遊び始めたので、やってて良かった、と少し安心しました。ある事には変わりないのですが。。


また、別件で父の知り合いの方がより精密な機械で地域の野菜や土等を測定した所、野菜に関しては検出限界以下が殆どだったそうです。この件に関しては意外に 大丈夫なのかもと思い始めてきました。


あと近所にあるセブンイレブンの屋内を測ったところ、0.1μSv/hでした。この地域でこんな低い値を見たのは初めてで、どこも同じか分かりませんがしっかり掃除してるのだな、と関心しました。

6−6除染活動その後 -6-ベランダの除染

に、親が布団を干すのに不安なようなので、ベランダを行いました。ここは床がプラスチック製です。測定するとやはりそれなりの値です。
ここも除染洗剤を使いましたが、畳と同じく原液を使うと変色しそうな雰囲気でした。普段の実験で使うプラスチック製品とは、コートや成分が違うのかもしれません。タッパーなどは大丈夫だった記憶があるのですが。。
一応、すぐに水拭きをして変色は免れました。値もそれなりの低下です(0.23-0.3μSv/hぐらい)。


ここまでの結果として、この洗剤の特徴も段々分かってきました。以下の点を提案します。
◯手袋を必ず着用(可能ならマスクも)。
◯原液で変色する可能性があるので、洗剤容器を保管する時や屋内で使用する時は、下にビニール等を敷く(液が漏れる場合があります)。
◯原液で使用するのは石やコンクリート、ガラスのみ。他はまず希釈して使用する。とりあえず最初にやる材質は、変色しそうか必ず少量で確かめる。蓋に少量いれ、ちょっとかければ分かります。
◯一度の除染時に多量に使わない。


もともと製品の保証外の使用法なので、リスクがある事は覚悟して頂ければと思います。過去使用してご迷惑をおかけしていたら申し訳ございません。
自分としては石やコンクリート部分で上手くいったから使い始めたのですが、残念ながら完璧ではなさそうです。今後、他の製品も試してみたいと思います。

6−5除染活動その後 -5-畳の除染

今度は家の中です。
この前の帰り間際に二階の畳を測定したら、意外に高値でした。近くの壁が一部破損した事と、窓を開けていた事が理由かもしれません。
これが除染前

この場合、屋内なのでまずは水拭きをしました。結果ですが、畳の目に細かく砂が入り込んでるためか、そこまででは落ちませんでした。

次に除染洗剤を使ったのですが、問題が出ました。畳に原液を付けると一部変色したのです(下の写真を参照して下さい)。慌てて水拭きしたら何とかなりましたが、自分も初めてだったので驚きでした。
前も書きましたがこのような用途にこの洗剤は保証されていないので、しかたありません。扱われる方はこういったリスクもある事をご理解頂ければと思います。
一応、効果自体はあったのですが(0.27-0.3μSv/hぐらい)、写真は掲載しません。
畳には水拭き、あるいは別の洗剤を用いる事をお薦めします。

2011年8月15日月曜日

6−4除染活動その後 -4-雨どい

お盆の帰省がてら、また除染活動をしてきました。最近は近所の人達も少しは興味をもって来てくれたようで、助かってます。
最初にいつもの雨どい。2週間前より下がっているかな?と思ったのですが。。

前回よりまた上がって元に戻ってしまってます(泣)。理由はまだ放射能が降って来てるとか、雨があったとか考えられますが、前回の最後、乾いた状態で測定しなかったのを思い出し、今度は除染してある程度乾いてから測定しました。


 まあ0.2μSv/hぐらいは減らす事が出来たかと思いたいです。やはりそう簡単にはいきません。

2011年8月3日水曜日

6−3除染活動その後 -3-瓦

次に、瓦の測定を行いました。親から聞いたところ、土瓦と焼き瓦で放射線量が違うようです。なお、この瓦は4月の地震以降に降ろして来たので、原発事故の際は屋根にありました。


これが土瓦。 確かに高いです。父の意見では、水を吸いやすいからでは?との事でした。


瀬戸瓦は半分ぐらい。


次に、土瓦を例の除染剤で洗浄しました。0.2μSv/hぐらい落ちました。


今度は瀬戸瓦。意外に落ちが悪いです。構造的に、取るのが難しいのかもしれません。


次に、高圧洗浄機(ケルヒャー)を使ってみました。これは静音タイプなのですが、ホースが10m、電源も必要と、公園等では使いづらそうでした(製品が悪いのではなく、自分が仕様書を良く読まず。。)。


瓦ですが、単に水をかけただけではあまり落ちないので、やはり洗剤を少し塗って再度挑戦しました。


これが土瓦。実は高圧洗浄でひびが入ったかも(かなり古いので)。。親には言ってません。。




これが瀬戸瓦。そこまで落ちが良くないのかもしれません。。


最後に、畑と田の測定をしてきました。この地域は作付け可能です。
田んぼです。それなりにあるようです。
畑です。何の野菜かは自分は知りません(跡取りですが農家やってないので。。)。土をかき混ぜたりしているせいか、予想よりは低めの値です。
ただ食べ物ですから、これらがどれぐらい反映されるかは、収穫時に調べなくてはいけないでしょう。

2011年8月1日月曜日

6−2除染活動その後 -2-コンクリートの除染

縁側下のコンクリートです。今回はここの除染をしました。測ると大体0.4μSv/hです。


洗剤の使い方ですが、まず蓋一杯分をこのようにたらします。


次に、水で濡らした雑巾で広げます。


最後に、乾いた雑巾で拭き取ります。


測定結果です。この機械はぶれが大きいのですが、0.25μSv/h前後に下がったと思います。

6−1除染活動その後 -1-

このブログをご覧頂き、ありがとうございます。
先日、再び実家に戻り、除染活動を行ってきました。以前の内容は7月のログにありますので、宜しかったら見て下さい。除染用洗剤の情報や扱い方が書いてあります。


まず、空間線量です。確実に減りました。実は業者に頼み、庭の土を削ってもらい砂利を入れ直してもらいました。高い出費ではありましたが、庭の値も0.3μSv/hぐらいに落ちました。

次に、前回除染した雨どいです。やはり前回と同じぐらいの値で、今の状況なら一度除染すればそれ程上がらないようです。

再び除染用洗剤(dcn90)で除染したところ、更に下がりました。何度も繰り返す事が大事です。


もう一つ、以前土を削った雨どいです。砂利を敷いたおかげで0.4μSv/h分ぐらい低下しました。ただ下の土はまだ線量が高く、根本的な解決策とはいえませんが。。