2013年3月31日日曜日

21 富岡 木戸

先日、富岡の一部が検問なしでも行けるようになったので、迷惑とは思いつつ、思い出の場所に行ってきました。
昔、遊んだ事のある海岸です。川の流れは記憶と全く違いました。かなり昔なので思い違いがあるのかもしれません。ただ堤防は崩れたままです。


 空間線量は、やはり高いです(約0.45μSV/h)。ただ国道を通ると既に立ち入り可能な楢葉町や広野はかなり下がっていたので、富岡も除染が進めば線量が減るでしょう。
近くに神社がありました。無事だったようです。他でもそうですが、昔ながらの神社は結構無事なものが多く、先人達の知恵なのかもしれません。
中の線量は、約0.8μSV/hでした。
一番高そうなコンクリート破片は1.9μSV/hです。瓦礫だから何もしませんでしたが、自分の家でも2.4μSV/hの箇所を0.6μSV/hぐらいに低下させることは可能だったので、何年かかければ減ると思いました。
ここは富岡駅。写真でも見ていましたが、やはり手つかずです。思ったよりも高い場所にあり、ここまで津波が来た当時の様子と思うと胸が痛みます。ホームの線量は1μSV/hでした。この駅をそのまま使うのかは分かりませんが、半減期もあるし、段々と減るでしょう。ただいずれにせよ昔の姿に戻るには、残念ながらかなりの時間がかかると思います。



次に、少し南下して木戸駅に行きました。子供の頃、お城(木戸城)の模型があってまた見たかった場所です。
駅は閉鎖して入れません。屋根が破損していますが、将来直った姿をまた見てみたいです。

2013年3月14日木曜日

20 2回目の3月11日

あっという間の二年であり、震災と放射能の被害にあわれた方々には心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

先日、”他県の調査でも甲状腺のしこりは福島の子供並みかそれ以上”との記事がありました。
http://www.47news.jp/news/2013/03/post_20130308182700.html

一見福島は他県と同じといった論調ですが、今まで読む限り、他県で甲状腺がんを発症した子供の数はみたことがありません(当たり前ですが、悪性腫瘍と良性のしこりは違います)。
福島では3人が既に甲状腺がん、更に7人が疑いありと言われています。杞憂であれば良いですが、100万人に1人と言われる子供の甲状腺がん患者数は明らかに福島で多いです。今後爆発的に増加しない事を祈るばかりです。