2011年11月30日水曜日

11 -1お米

 ご存知かと思いますが、最近、福島市や伊達市で規制値を超えるセシウムが含まれたお米が発覚し、一部は流通してしまいました。農家の方々や消費者の心情を思うと非常に残念です。
 自分の親は伝手を頼って感度の良い機械でお米を測ってもらったのですが、1Bq/kgだったそうです。流石にこれなら気にしなくて良いレベルなので、実家では普通に食べています。
 やはり最初に降った放射性物質の量、地形と土質で放射性物質の浸透が違います。今まで誰も考えてなかった事態ですが、起こった以上は、国と行政が一定の生活補償をして農作物の作付けを止めさせる、モニタリングに万全を期す等、生産者と消費者の立場に立った政策をして欲しいです。住んでいる方々に健康被害の話は聞きませんが、話を聞くと心理的に皆不安を抱いています。
 責任ある方々には、今後も想定される事態を踏まえた勇気ある行動を望みます。

2011年11月5日土曜日

10除染活動 山の除染

 久しぶりに帰省しました。皆さん相変わらずらしく、特に病気になった話はありません。また野菜やお米も測ってもらいましたが、検出限界以下でした。以前測定した田や畑は、まずは安心です(8月の記事、6-3)。
 今回は、山に入りました。ご存知の通り福島の大部分は森林です。かなり厄介というニュースは良く出ているので、実際どんなものか調べてみました。私有地なので問題ありません。まずは檜林を。
測定すると、予想より高いです。測定はいつも通り3分間の積算値なので、大体この1/1000がμSV/hになります。つまり下は約0.8μSV/hと思ってください。以下、全て同様です。
方法として、表面の落ち葉を鍬ですきました。
落ち葉を除いた後の測定結果です。かなり低下します。

やれば分かりますが、大小様々な植物の根が複雑にあるので、土を掘るのは10cmでも大変です。でもまず落ち葉を除くだけでも、効果はありそうです。


次に竹林をやってみました。
笹が沢山あるので予想は出来ましたが、やはり高値です。
同じように、笹の枯れ葉をどかしました。

 先程よりは効果が低いものの、それなりには低下します。今年は筍を取ってませんが、今後は測定しないとまずそうです。


 測った印象ですが、杉や檜みたいな当時葉があった常葉樹の下は、葉が無かった落葉樹の下より放射能が高いです。恐らく放射性物質が葉に付いて下に落ちているのではないかと思われます。


 実際やってみると、山の除染はかなりの人の手間がかかりそうです。ただまず落ち葉を取り、少しでも減らせれば良いかと思います。