2013年8月23日金曜日

25 2年半の経過

もう直ぐあの地震•津波と原発事故から、二年半が経とうとしています。早いものです。福島の被災地を見る機会は多いですが、やはりまだまだです。

あの当時測定した場所をもう一度測ってみました。最初に測定したのが7月頃だから、厳密には2年間の変化です。
まずはいつもの雨どい。この機械で3分間計測し、係数をかけることで約1/1000がμSV/hとなります。ここでは約0.48μSV/hになります。

最初、同じように高い値を示した雨どいも測定しました。昔は少し削った後に砂利を加えて遮断したのですが、見ての通り今は砂利もなくなっています。
測定してみたら、約0.53μSV/hでした。1.9μSV/hだったのを削って0.8μSV/hに下げたあとは実質何もしなくてこの値です。

 次に良く測るコンクリート。0.24μSV/hならば、それなりに減ったと思います。
昔0.5μSV/hぐらいはあった庭の赤土です。何もしなかった場所ですが、0.35μSV/hでした。土の性質上、下の方に浸みてどんどん落ちた結果なのかもしれません。
瓦もほったらかしになっていたので、測定しました。0.39μSV/hですから、以前よりは低下しています。ただ同じ瓦か厳密には分からないので、参考程度の値です。
次は家の中。畳を測定しました。もう少し何回も掃除機かければもっと減ったのかもしれませんが、今の所は0.3μSV/hのままです。
ベランダも測定した所、一時期よりは明らかに低下していました。0.2μSV/hなら十分大丈夫でしょう。
今年もツバメは元気に子を産み、飛び回っていました。チェルノブイリでは奇形のツバメが良く現れたとの報告を読んだ記憶がありますが、少なくとも福島第一40km圏内のこの場所では、何の影響も無さそうです。周りの方々も元気に暮らしており、今は静かな田舎に戻りつつあります。