2016年5月13日金曜日

38 1年前のデータですが、、

久しぶりの更新となりました。別な活動をしていた関係もあり、データ収集も含め疎かになっていました。ただ数値的にはここ一年間、特に変わりません。
去年の5月ですが、いつもの雨どいです。約1/1000で、μSV/hになります。つまり、下記は0.378μSV/hを表します。
玄関も、以前と殆ど変わりません。

コンクリートも、同様です。

除染をしなかった雨どいは、人通りが多い所は減衰していますが、以前新たに見つけた高線量の場所は、まだ高い値が出ます。

2015年2月12日木曜日

37 2巡目の検査

 昨年報告された2巡目の検査で甲状腺がんの疑いがあった子供達4人のうち、1人が甲状腺がんと確定されたようです。その後甲状腺がん疑いは4人増え、現在8名に増えたとの事でした。

http://www.minyu-net.com/newspack/2015021201001706.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150212-00000121-jij-soci

 また1巡目で甲状腺がんが確定した子供達は86人です。
 自分の知り合いからは聞いていませんが、原発が原因かどうかはともかく、完治して欲しいものです。


2014年12月26日金曜日

36甲状腺がん

最近、福島の甲状腺がん検査で1巡目では検出されなかった子供4名から、甲状腺がんが確認されたとの報道がありました。
http://www.minyu-net.com/news/news/1226/news8.html

大熊、福島、伊達、田村は放射線量が高かった地域であり、予想被爆線量が最大2.1ミリシーベルトであると問題にも感じますが、逆に最小値はどうだったのか、もう少し客観的なデータも欲しいです(県民健康調査検討委員会からの報告書は見つけられませんでした)。

他の記事を調べると、福島で見られる甲状腺がんの遺伝子変異はチェルノブイリと異なり、国内で見られる遺伝子変異と変わらないとの記事もありました。
http://www.minpo.jp/news/detail/2014111519239

DNA配列レベルですから、かなり精度が高い結果だと思います。

いずれにせよ、結論は慎重に出すべきでしょう。

2014年12月7日日曜日

35盲点

久しぶりの投稿になります。先日親が市に測定をお願いしてもらったところ、離れの雨どいが高線量だったとの報告を受け、実際に測定してみました。

殆ど立ち入らない場所だったので何もしていなかったのですが、確かに今でも1mSv/hあるようです(1/1000でμSV/h換算して下さい)。
除染をお願いしているそうです。ちなみに直ぐ近くの木材は、特に高い線量ではありませんでした(約0.2μSV/h)。
雨どいの流れた先も測定しましたが、約0.3μSV/hで特に高いとは言えません(この機械では大体これくらいの線量が出ます)。やはり雨どいの下は溜まりやすいようです。恐らく限定的で、周辺の土を回収すれば終わるでしょう。
いつもの雨どいも約0.4μSV/hでした。緩やかに低下しています。
コンクリート部分(約0.3μSV/h)も、ベランダ(約0.23μSV/h)も、畳(約0.26μSV/h)も特に線量は上がっていません。



ただ今回のように何もしなかった場所はまだ高線量の可能性がある訳で、注意が必要です。



2014年8月25日月曜日

34甲状腺がん発症割合

 8月24日に開催された福島県の「県民健康調査」検討委員会で、甲状腺がんと確定した子供達は57人だが地域差はない、との報告結果が出されました。
http://www.minpo.jp/news/detail/2014082517646

 今まで高精度の甲状腺がん調査自体がないため、100万人に数人の割合と言われていた以前の結果とは比較出来ないようです。
 他県の調査結果も福島と似た割合と以前報告されましたし、実際自分の身の回りで甲状腺がんになったという話は聞かないですから、その通りなのでしょう。
 詳細はこのファイルにあります。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/80600.pdf

 これを見るとやはり双相地区の方々は非常に高い線量の被曝をしたこと(最高で25mSV、10mSV以上も100人近く存在)、未成年でも5mSV以上の被曝は50人以上いたことが分かります。
 また大熊町や浪江町に加え、飯館村で高線量被曝の方々が多いのを見ると、初動時に何とか出来なかったのかとも感じます。ただ飯館村では悪性の甲状腺がんは発見されていないので、その点でも因果関係はないのかもしれません。結局は目に見えない放射能を浴びて心理的にしんどいのが、一番問題なのでしょう。
 あと初年度の双相地区(12人/約4万8千人)、二年目での中通り地区(41人/約16万1千人)と比較して三年目のいわき•会津での癌確定者が異常に少ない(4人/約15万9千人)のをみると、郡山や福島市での発生原因は何なのだろうと思います。

 いずれにせよ今後も健康調査を持続して、心理的な不安を取り除いて欲しいものです。


2014年8月22日金曜日

33木戸駅

 先日の帰省時に、いわきから木戸駅まで行ってみました。今まで北の終着駅だった広野駅から今年6/1から竜田駅まで2駅分開通したので、木戸城の模型にようやく会えます。
やっとここまで来ましたが、この次の駅は津波の被害が酷い富岡駅、更に線量が高い夜ノ森駅、大野駅、双葉駅、浪江駅、桃内駅、小高駅、磐城太田駅がまだ復旧していません。ここは放射線量に加え地震と津波の被害からの復旧も必要ですから、悲しいですが未だ先と思います。
 いつもここで止まっていた広野駅も、今日は素通りです。ちなみに以前まで仮設ホームで一車線分しか使っていなかったですが、今は以前からある両方のホームが使用されています。あと今回は携帯からの画像になります。
 木戸駅は、現在無人駅のようです。自分以外は誰も降りませんでした。ただ乗客はいたので、終着駅の竜田駅まで行く人はそれなりにいました。

 町はとても静かで、雨のせいか人の歩く姿は見かけませんでした。ただどの家も整理されているので、人の手は入っているようです。
 十数分で帰りの電車が来るので(逃すと2時間後)少し散歩したら戻り、上りホームにあった木戸城の模型と対面しました。子供の時はすごいと思ったのですが、今回の震災のせいかやはり色々と壊れています。ちなみに説明文もなく、ネットで調べてもこのような豪華なお城がこの辺にあったという資料は見つかりませんでした。何故ここに作られたのか、興味はつきません。

線量も測ったのですが、自分の実家の一年目ぐらいの線量のようです。段々戻る人も増えていくのでしょう。
帰りの電車です。予想より乗客は多かったです。少しでも乗客数が増えて、復旧にはずみがついて欲しいものです。

2014年8月18日月曜日

32お盆

今年は新盆が多い年でした。とは言ってもみな80-90代で、大往生と言って良いお齢です。ツバメの親子も元気に飛び回り、特におかしい事はありません。

久々の帰省で、いつもの場所を測定してみました。まずは雨どい。いつも通り三分間の積算値で、約0.4μSV/hです。前日雨が降っていましたが、特に変わらないようです。
次に、別の雨どいも測定しました。ここもあまり変わりません。自然減衰なのか、セシウムが土に浸み込んだのかは分かりません。
コンクリートも0.3μSV/hなので、以前と特に変わりません。
畳も測定しましたが、約0.23μSV/hなので、以前より少し減ったかもしれません。少なくとも上昇はしていないようです。
二階外のベランダも0.24μSV/hで、特に変わらずです。
雨が多く、この天候だと今年は凶作かも知れないとの父の意見でした。


2014年5月18日日曜日

31田植え

 昨日は田植えの手伝いに行きました。といっても洗い物仕事の簡単なもので、大したことはしていませんが。

良い天気でしたが、風がすごく強くて、途中道具が飛ばされたりしました。


来たついでにいつもの雨どいとコンクリートを測定しました。最近は洗浄していないから、特に変わってもいないようです。雨どいは約0.45μSV/h、コンクリートは約0.35μSV/hでした。


2014年3月31日月曜日

30 甲状腺検査

先日、環境庁からこのような資料が出ました。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16520

それによれば青森、山梨、長崎での甲状腺検査結果と、福島での検査結果はさほど違わないようです。
福島でだけ精度の高い検査を行った結果、甲状腺がんと診断された子供達が今までの統計と比較して多数存在したのですが、同じレベルの検査を他県に対しても行ったところ、変わらない結果だったようです。
今までこの点は不安だったのですが、今回の調査結果は多少安堵します。あと2年ほど経っても劇的に増えないのであれば、親も子供達も安心出来るでしょう。


2014年3月23日日曜日

29 3年目の富岡

 早いもので、あの東日本大震災と原発事故から、3年が経ちました。当時の自分は東京にいて、今日と同じ3月23日に実家へ戻りました。
 人影の全くない駅前大通り、ガソリンスタンド前に出来た長い車の行列、地震で歪んだ道路、2種類の丼物しかないコンビニ、いつ動くのか予測出来ないくらいに静かな駅、、
実家も半壊で後片付けが大変でした。
 ただ自分よりも遥かに辛い目に会われた人達は沢山居る訳で、改めてご冥福とお見舞いを申し上げます。

 3連休で時間もあり、おじの実家のあった富岡に行ってきました。
 以前から放置された車もそのままです。
前は設置されていなかった放射線測定装置がありました。0.3μSV/hで、自分のガイガーカウンターも同じぐらいでした。
神社もそのままです。
綺麗な空です!でも、以前から何も変わっていません。このあたりにおじの実家があり子供の頃一度遊びに行ったのですが、今では具体的に何処だったのか、分からないです。海からとても近くで河口で遊んだ記憶はあるのですが。

帰りに、ショッピングセンターがある駐車場まで寄りました。中をのぞくと、カーネルサンダースおじさんが背を向けて置かれていました。また前を向いて活躍して欲しいです。